レンタカーのカギを受け取って最初の数分が、いちばん緊張する時間です。日本と逆の右側通行に加えて、赤信号での右折、mphの速度標識、スクールバスへの対応など、グアムには日本にないルールがいくつもあります。
このページでは、ルールを項目別に並べるのではなく、実際に運転する順番に沿って「その場面で何に気をつければよいか」を説明します。

出発前:車に乗る前に3つだけ確認
- 免許証の原本を持っているか日本・韓国・台湾などの有効な運転免許証があれば、グアム到着日から30日以内は運転できます。
- ナビの目的地を入れたかグアムでは、信号待ちの間でもスマートフォンを手に取ったり画面を操作したりすると違反になります。走り出してからの入力はできないと考えて、駐車場にいるうちに設定を済ませましょう。通話はBluetoothなどのハンズフリーのみで、イヤホンを使う場合は片耳だけです。
- 全員がシートベルトを締めたか後部座席の人も着用が必要です。4歳未満の子どもにはチャイルドシート、4〜11歳で身長約145cm未満の子どもにはブースターシートなどを使います。チャイルドシートは予約のときに申し込んでおきます。

場面1:駐車場から道路へ出る
最初の難関は、駐車場を出て道路に入る瞬間です。日本の感覚だと、つい左側の車線へ入りたくなります。
左ハンドルの車では、自分の体が道路の中央線の近くにある状態が正しい位置です。助手席の窓の外に歩道や路肩が見えていれば、右側を走れています。道路へ左折して出るときは、手前の車線を横切り、奥の右側車線へ入ります。

場面2:最初の交差点
赤信号で止まったら
グアムでは、赤信号で止まった後に右折できる交差点があります。流れは次のとおりです。
- 停止線の手前で、タイヤが完全に止まるまで停止する
- 右側の横断歩道に人がいないか見る
- 左から来る車が途切れるのを待つ
- 安全なら、道路の右端に沿って小さく曲がる
「NO TURN ON RED」の標識がある交差点では、青になるまで待ちます。赤信号での右折はあくまで「してもよい」ルールなので、慣れないうちは青を待っても問題ありません。

左折するとき
左折は交差点の中央付近まで進んでから、大きく回るように曲がります。曲がり終えたら、その道路の右側の車線にいることを確認してください。対向車線に入ってしまう間違いが最も起きやすいのが、この左折の直後です。
信号も標識もない交差点
2台がほぼ同時に交差点に入る場合は、左側の車が右側の車に先を譲ります。STOP標識がある場合は、他に車がいなくても一度完全に停止します。
場面3:幹線道路を走る
速度の数字はmph
速度標識の数字はマイル毎時です。「35」は時速約56km、「25」は約40km、「15」は約24kmにあたります。島内の法定上限は45mph(約72km/h)ですが、それより低い標識が出ていればそちらに従い、雨や渋滞のときはさらに落とします。

中央の黄色い車線に入るのは左折の直前だけ
幹線道路には、中央に黄色い線で区切られた車線が続く区間があります。これは道路沿いの店や脇道へ左折するときに、一時的に入って対向車の切れ目を待つための場所です。この車線を走り続けたり、前の車を抜くために使ったりしないでください。Uターンをしたいときも、中央車線から無理に回らず、標識で認められた場所か次の交差点まで進みます。
スクールバスが止まったら、対向車線でも止まる
スクールバスが子どもの乗り降りのために止まり、赤いライトやSTOPの表示を出していたら、後ろを走っている車も、反対側から来た車も停止します。子どもが道路から離れ、バスが動き出すまで待ちます。
路線バスの場合は、車道上で乗客が乗り降りしている横を通るときに時速10マイル(約16km)以下まで速度を落とします。
急な雨が来たら
グアムでは、晴れていても短時間で強い雨が降ることがあります。雨が降り始めた直後は路面が特に滑りやすいので、ライトを点け、速度を落とし、前の車との距離をふだんより広く取ってください。水が深くたまっている道路には入らないようにします。
場面4:目的地に着いて駐車する
ショッピングセンターやホテルでは、区画の白線の中に車を収めます。路上に停める場合は、進行方向に向けて、道路の右側の縁石に沿って停めます。
次のような場所には停めないでください。
- 交差点の中や横断歩道の上、その近く
- 消火栓の前後や消防署の出入口の前
- 他の建物や駐車場の出入口をふさぐ場所
- 車椅子マークの区画と、その横にある斜線の部分
- 「NO PARKING」「TOW AWAY ZONE」などの表示がある場所
車を離れるときは、バッグや買い物袋を座席に残さず、トランクへ移すか持ち歩きましょう。
場面5:お酒を飲む予定がある日
グアムでは、運転する人の飲酒運転はもちろん、走行中に同乗者が車内で飲むことも禁止されています。封を開けた酒類を座席まわりやグローブボックスに置いて走ることもできません。飲み残しはトランクへ入れます。お酒を飲む日は、飲まない人が運転するか、タクシーを使いましょう。
場面6:もし事故を起こしてしまったら
事故は、どれだけ気をつけていても起こり得ます。グアムでレンタカーを運転する方に最も知っておいていただきたいのが、この場面です。
その場ですること
- 車を安全な場所に止め、ハザードランプを点ける
- けが人がいれば救護し、けが・火災・危険があれば911へ通報する
- 相手の氏名、連絡先、運転免許証、車両のナンバーを確認する
- 車の位置や傷、周囲の状況をスマートフォンで撮影する(車を止めた後に)
- ジャパンレンタカーへ電話で連絡する
その場で過失の割合を決めたり、現金で示談したりはしないでください。
24時間以内の警察への届け出を忘れずに
グアムの法律では、けが人が出た事故や、50ドル以上の損害が出た事故は、24時間以内に警察へ書面で報告する義務があります。レンタカーの傷の修理は、小さなこすり傷でも50ドルを超えることがほとんどです。
ジャパンレンタカーでは、24時間以内に警察へ届け出がなく、事故処理番号が無い事故や損傷は、保険・補償の対象外です。警察の事故証明が取れない場合の損害は、全額がお客様の負担になります。「相手も大丈夫と言っているし、小さな傷だから」と届け出を省かず、必ず警察に連絡してください。
あわせて、事故の際には次の費用も発生します。
- 事故処理法務手数料:150ドル(過失の有無にかかわらず発生)
- ノンオペレーションチャージ(NOC):自走・貸し出しが可能な場合250ドル、不可能な場合400ドル(休車補償制度にご加入の場合は免除)
出発前チェックリスト
- 免許証の原本を持った
- ナビの目的地を入力した
- 全員がシートベルトを締めた
- 最初の左折で右側の車線に入ることを意識した
- 赤信号の右折は、完全に止まってから
- スクールバスが止まったら、対向車線でも止まる
- 事故のときは警察とジャパンレンタカーへ連絡(24時間以内)
このページの内容は2026年9月時点のグアム法とジャパンレンタカーの補償条件に基づいています。現地では、警察官の指示、信号、標識、路面の表示に従ってください。